ジャズシンガー奥土居美可の綴れおり
by okudoi
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「JazzDay」のイベントで歌い終わって・・・
体中に満ち溢れてくる、喜び、心が揺れ動いて涙しそうで・・・
そして覆い尽くしてくる満足、、、と、実はほんの少しの不満を感じた。
「ん?何かが足りない・・・」というような気持ちだった。。。
それが何だかわからなかった。。。今になってあえて言うと
「特に何事も起きなかった。。。」というようなことかな・・・
特にテンションが低かった、とかうまく歌えなかった、ということではなく、
何か、もっといつもと違う部分をしっかり提示できなかったのではないか、、、
いつもの自分のライブとの違いを提示できなかったのではないか、というような不安に襲われた。

「又何かが起きるかも」・・・というハプニングやサムシングがあれば、
「又聴きに行きたい」と思ってもらえたのに・・・
それがなかったし、作り出せなかったのではないか・・・
一人一人のシンガーの持ち時間が少なく、しかもずいぶんと時間が押していたというのもあったので、しょうがないといえばそれまでだけど・・・

歌い終えた時に「何かの不安」というのはそういうことだったのだ。

初めて聴いてくれた人はぐっと引き寄せることができた、と思う。
でも何かを失った気がした。
何度も聴いている人達へのアピールは十分ではなかったかも。

伸び伸び楽しく歌うのが一番だと思っていた。
甘かった~!
ここからは厳しい道だなぁ

ほとんど坂のないなだらかなのぼり斜線に突入だ。嫌だ!
早くクリアして階段を登って行きたいよ。
それにはどうすればいいか。
ここでよく考える、ということだと思う。。。

「JazzDay」で歌ったあの2曲の中で何ができたのか、
エンディングをもっと引っ張ればよかったかなぁ・・・
そういうわざとらしいテクニックは何人かやっていたから、止めようと思ったし、
でも何もお客さんにあげられないくらいなら、おもしろくした方がいいのだから
やった方がよかったんだなぁぁ・・・きっと・・・

あまり変なことは出来ない中で何かしなければいけなかったのだと思う。
「バランスを考えバランスを崩す」・・・そんなこと、とか・・・さ・・・
でもそういうネガティブみたいな小さなかけらが胸に刺さって、
次のアイディアを生むものでもあるのかな。
又明日から頑張ろうっと。
by okudoi | 2006-02-06 01:20 | 音楽
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